みなさん、こんにちは。
先日お知らせした菅未里さんの訪問記です!
京王線多磨霊園駅から徒歩ですぐ。閑静な住宅街の中に、多摩事務機商会はあります。
入り口の顔は「おしゃれな雑貨店」
「住宅街の中の文房具店」と聞いて思い浮かべる、実用的な文房具がたくさん置いてある地元に密着したお店をイメージしていると、少し驚くかもしれません。
お店に入ると、垢ぬけた光景が目に飛び込んでくるからです。
入ってすぐのスペースには飾り付けられたテーブルやDULTON(ダルトン)の棚が置かれ、その上にはたくさんの文房具が並んでいます。
それらを照らすのは、天井に配置された電球。おしゃれなインテリア雑貨店のような雰囲気です。聞くと、社長やスタッフが手作業で什器を飾り付けたとか。
文房具のセレクトもいいですね。
最新の文房具やインテリア雑貨も並んでいるため、見ていて飽きません。郊外の文房具店で、ここまで文房具が充実しているお店は珍しいでしょう。休日にじっくりと買い物をしたくなるお店です。
しかし、多摩事務機商会の魅力はそれだけではありません。お店の奥には、秘められたもうひとつの顔があるのです。
地元の人々を支えてきた実用的な文房具たち
お店は奥に長い構造なのですが、華やかな入り口付近のスペースを過ぎて奥に入っていくと、あたりの雰囲気が一変します。
学童用品のコーナーに行くと、年季の入った什器に、ばら売りの絵の具や鉛筆削り、クレヨンといった、子どもたちが必要とする文房具が所狭しと並んでいる光景が目に飛び込んでくるでしょう。
誰もが子供のころに買い物に行ったであろう「近所の文房具やさん」そのままの空気感がそこにあります。
私が驚いたのは、大きなスチール製の無骨な棚に「日本法令」の書類が揃っていることです。
日本法令をご存知ない?
無理もありません。
会社の経理の方や事務職の方は間違いなくお世話になっているであろう、給与袋や各種書類を出している出版社です。確実に一定の需要はあるのですが、多摩事務機商会ほど日本法令の書類を揃えているお店は都心でも珍しいのではないでしょうか。
お店の奥には他にも、各種目録やファイル用品など、実用的な文房具が無数に並べられています。その雰囲気は、今や失われつつある「地元の文房具店」そのものです。
二つの雰囲気を同時に楽しめる多摩事務機商会
都心に行けば、今風のおしゃれな文房具店はたくさんあります。また、郊外や地方には、実用的な文房具店はまだ残っています。
しかし、1つの店舗にこの2つの面を併せ持つ例は聞いたことがありません。
今時の文房具を並べた入口付近のスペースから奥に向かって歩いていくと、時間を遡っているような錯覚に襲われます。
多摩事務機商会には、文房具の「今」と「昔」が同居しているのです。
以上、文具ソムリエール菅未里さん訪問記でした!
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